BROOKS TIME LINE 日本語版

BROOKS TIME LINE 日本語版

4月 01, 2020

BROOKS ENGLANDの歴史を紹介!

まずはBROOKS ENGLANDの創設者、ジョン・ボウルトビー・ブルックス。

イングランドのほぼど真ん中にあるレスターシャー州で1846年4月22日に生まれます。

レスターシャ州は2015-2016シーズンのプレミアリーグ優勝チームで(サッカー日本代表の岡崎慎司や阿部勇樹が所属した)レスター・シティFCの本拠地でも有名なところです。

ただブルックスさんはレスター市ではなくちょっと南西のヒンクリーというところです。

 

 

 

幼少期はちょっとすっ飛ばして、時は流れ1866年。

20歳になったブルックス青年は、20ポンドを握り締めバーミンガムに行き馬用の革のハーネスとタックルを製造する会社であるJ.B. Brooks&Co.をグレートチャールズストリートに設立しました。

20歳で起業するその精神には感服です。。しかもたったの20ポンド&見知らぬ土地で。。

 

 

 

ひたすら頑張ること十数年後の1878年。

自身の愛馬がこの世を去り、次の馬を買う余裕もなかったブルックスさんは友人に代わりに新しい自転車を乗ってみないかと促され試しに乗ることに。

その時のブルックスさんの印象は「耐え難い、お尻が耐え難い・・・」だったとか。

その時ブルックスさんは誓いました。もっと快適なサドルをこの手で作り上げるぞ!!と。

それこそがブルックスのサドル作りの始まりです。

 

 

 

それから苦節4年。試行錯誤の末に1882年10月28日についに革新的なサドルの特許を出願!

その後発売されたパッド入りのサドルは、超画期的かつ革新的なものでサイクリストが狂喜乱舞し大絶賛されたらしいです。

今でこそ当たり前のパッド入りサドルは約140年前には完成していたという驚嘆の事実。

 

 

 

1888年にはB17の最初のバーンジョンが、ロードレースにも使用可能な軽量かつ最高の品質で発売されます。

このページをお読みの方ならご存知の通り、多少の仕様変更はあるものの現在でも一番人気の現行のB17に受け継がれており、その姿は当時とほとんど変わっておりません。

またより快適なモデルとして、サドル中央に穴を開けたImperialモデルも既に登場しています!

更にその年にはクロコダイル革サドル(当時はB17の半額!?)も発売されております。めっちゃ欲しいです復刻して欲しいけどニーズは少なそう。。たぶん飾るだけになってしまいそうですがですが。。

 

 

 

ちょっと余談ですが、1888年はスコットランドの発明家、ジョン・ボイド・ダンロップ博士(そうあの有名なダンロップ)が空気入りタイヤを発明・製品化したことにより自転車のみならず、交通輸送に革命をもたらした年でもあります。

ブルックスサドル&空気入りタイヤの最強のタッグの誕生ですね〜!

 

さらに脱線すると、遡ること1870年にはペニーファージング型の自転車から現在の原型セーフティ自転車(まんま実用車です!)が考案されております。

実はペニーファング型の自転車は超スピード特化型で、一定条件下では現在のロードバイクと遜色なく走れる反面、まず乗り始めるのが難しい・低速では不安定・高さがあるのでコケたら致命傷・下りがめちゃ怖いなど、デメリットの圧勝なんです!そりゃセーフティー型の安全性は、名前の通りだいぶ"セーフティー"になったんです。

 

 

 

1891年にJ.B. BrooksCo.,初となる広告がサイクリングマガジンの創刊号に掲載されます。現行のB73と同型のものですね!

 

 

 

 

1896年には更に色々な特許が申請され、チャレンジツールバッグもこの時期にはほぼ完成状態です。

 

 

 

 

同年はJ.B. BrooksCo.,が有限会社として登録されたり、アテネで最初の近代オリンピックが開催され、自転車競技もこれ以降夏季オリンピックに欠かせないものになったり、イギリスの発明家であるE.H.ホジキンソンが今日のフロント3段変速の特許を取得したりと、自転車業界やサイクリストにとって非常にありがたぁーーーーい年でもあります。

 

 

 

 

自転車に精通してない人でも一度は耳にしたことがある(と信じてます)ツール・ド・フランスの第一回大会が1903年にL’Autoというフランスのスポーツ新聞社により開催された際、ブルックスサドルはその際立った性能を発揮します。

 

 

 

 

 

 

ブルックスはけっこうアグレッシブで、1908年に第一次世界大戦のニーズを見越した自転車用ガンクリップの特許を取得しております。これがかっこいいんだなぁ〜無駄に。

今なら傘ホルダーとして利用可能なんじゃないかと思っております。傘をめっちゃ選ぶわがままパーツになりそう・・

 

 

 

 

1910年には自動二輪業界にも参入します。アグレッシブです!

更にゴルフカートの前にゴルフバッグを取り付けるためのクリップも出しています。これまたアグレッシブです!!

 

 

 

 

 

1914年、更にアグレッシブにブルックスは「海の旅」や「車の旅」などの長期旅行用に設計された革製トラベルバッグやワードローブトランク部門の「Antler Luggage」を設立します。現在でも別会社「Atler」として存在しております。が、革素材皆無です。。でもカッコいいですよ!旅行や出張のお供にどうぞ!!https://www.antler.co.uk/

 

 

 

 

 

 

同1914年に、英国の気候には必須アイテムである「なんで今ままでなかったんや!!」的存在であるサドル用防水カバーが発明されます。

これでサドルも一安心。

 

 

 

 

1921年、創設者のジョンが死去。その後長男のボーウルトビー・ブルックスが会長に就任します。

 

 

 

 

 

1925年、自動二輪の方はというと、当時の英国モーターリングの黄金期にクイックリフト「ワンステップ」カージャックと折り畳みスツールが投入されました。

この折り畳みスツール、何だかモールトンっぽくてカッコ良すぎです!キャンパーの食指が動きます!

 

 

 

 

 

1927年、B66CH(最終的にはB67に発展する)が発売されます。 最高に人気のあるサドルモデルの1つに登りつめます。

 

 

 

 

 

1933年、英国の気候には必須アイテムである「なんで今ままでなかったんや!!」的存在第2段、軽量防水オイルスキンで作られた4種のポンチョと1種のSou’Westerハットシリーズが発売!

「サイクリングの楽しみの大部分は、どんな天候にも対応できるという保証にかかっている」とブルックスさんは言ったそうな。

 

 

 

 

 

同年に男性用・女性用の色んなサイクリングシューズをカタログで紹介していたり、鋼パイプを用いたモダンな家具製造部門の「Evertaut」を設立したり、「なんで今ままでなかったんや!!」的存在第3段の純正サドルオイル「PROOFIDE」がラインナップに加わったりした年でもあります。

PROOFIDE」はブルックスサドル(革)専用のメンテナンスオイルで現在も販売中の必需品です。Evertautは今も現存し、オフィス家具や劇場チェアーなどの製造販売しています。

 

 

 

 

1934年、ここでUCI(The Union Cycliste Internationale)から残念なお知らせです。。

全ての公式レースからリカンベント自転車が使用禁止になりました。背もたれがズルかったんでしょうか?長時間漕いでも疲れにくいですしね~。

 

 

 

 

 

 

1935年、現行モデルのB73J.B.ブルックスさんオリジナルデザインの唯一正統継承者なのですが、こんな前に発売されてたんですね。

 

 

 

 

 

1936年、よりレーシーに、より軽量になったスワローモデルを発表します。そんなスワローも今やブルックスのアイコン的存在に!スワローに座ろう!!

 

 

 

 

 

1937年、ここでUCI(The Union Cycliste Internationale)から良いお知らせです!!

ディレイラーのツール・ド・フランスでの使用が認められました!!ツール・ド・フランス開始から34年後の変革です。

 

 

 

 

 

1939〜1945年、この第二次世界大戦の間ブルックス家の本拠地であるブラックウェルコートは、第二次世界大戦の間、ジョサイアメイソン孤児院によって接収されます。

この間のサドルの生産は大幅に減少し、ラインナップも基本的なものに限られました。また、革の代わりに(車の廃タイヤ)ゴムを使用するサドルも登場します。クライテリオンワークスは爆撃され、甚大な被害を受けてしまいます。

このゴムのサドルめちゃめちゃ気になりますね~。もしかしたらこれが後の

 

 

 

 

 

終戦から4年後の1949年、クロームメッキのレールを使用したオプションが初めて投入されます。また戦後ブルックスはLycett、Wrights、Leatheriesの3つのブランドで、安価なサドルを販売しております。

そして何とこの年、エリザベス女王陛下がタータンパターンのブルックスラゲージ7点セットをお買い上げになられます!

 

 

 

 

 

1952年、後継者のボールトビー・ブルックスが死去後、会社は3世に引き継がれるも家族によってその後売却されてしまうことに。。

写真はバーミンガムのブルックス工場です。

 

 

 

 

 

1950年代終盤、ブルックス家はラレー社(Raleigh Bicycles)に会社を売っちゃいます。AntlerおよびEvertaut部門もこの時に売却されちゃいます。

 

1959年、ラレー社の内部再編によりSturmey Archerの一部門に帰属することになります。この時代のラレー社はBSA、カールトンサイクル、レイノルズのチューブも傘下にしていたそうです。

 

 

 

 

 

1962年、英国のエキセントリックなエンジニア:アレックス・モールトンにより小径のモールトンバイクのデザインを発表します。そう、Fフレームのモールトンです。

 

 

 

 

 

1969年、ブルックスが数年前に移転したダウニングストリートの工場が火災でほぼ全焼してしまいます。火の不始末だそうです。。

タバコ・揚げ物・ストーブなどしっかり火が消えていることを確認しましょう!!

 

 

 

 

 

1971年、モトクロスバイク全盛期のUSA。カリフォルニアのキッズたちがモトクロスバイクを真似て20インチのクルーザーバイクで、ダートコースやジャンプ台で遊び始めます。BMXBicycle Motocross)の爆誕です。当時はSwhwinn社のスティングレイが主に使用されておりました。映画などの影響で競技人口が増えたことから、専用設計の自転車を製造する会社が増えてきわけです。諸説ありますが、その代表的な会社とされるのが、日本のYAMAHA。同社が当時制作していたMoto Bikeが現在のBMXの原型になったとされています。信じるか信じないかはあなた次第です。。

 

 

 

 

 

1970年代、ブルックスサドルはというと、何とプラスティックサドルを発売しております。まだまだ現役で使われているものも多いようです。

 

 

 

 

 

1975年、自転車のフレームに世界で初めてカーボンファイバーが使用されます!ビックリしないですか?カーボンって最近の素材とちゃうの??基本的にはクロモリフレームと同様ラグ組のフレームです。

モノコックになるのはもうちょっと後の1986年にKESTRELが発売した「KESTREL4000」が最初です。

 

 

 

 

 

1979年、洗練されたデザインの「Colt」を発売します。2001年に一度姿を消しますが、その後堂々のカムバック果たします。現在でも大人気のロングラン製品です。

 

 

 

 

 

1981年、ヨーロッパに初めての量産型マウンテンバイクが登場します。アメリカではBMXの歴史と同じように、ビーチクルーザーで山を駆け抜けるのに限界を感じいたジョー・ブリーズ、ゲイリー・フィッシャー、トム・リッチーらによって1970年代から着手しておりました。

1981年にスペシャライズドのストンプジャンパーが量産され、これを皮切りにマウンテンバイクが一気に世界中に知られるようになりました。

 

 

 

 

 

1987年、ブルックスのいくつかの工場はダウニングストリートに移転します。いまだに番地が無いそうです。自治体頑張れよと思いました。。

 

 

 

 

 

2002年、ブルックス社はイタリアの老舗サドルメーカーSelle Royal社に買収されます。そうです。実は今でもSelle Royalの傘下で操業しております。信じるか信じないかはあなた次第ですが、真実です!!

 

 

 

 

 

 

2008年、堂々のカムバック第2弾、1937年のクラシックなデザインであるスワローを再販開始しました。

 

 

 

 

 

2010年、ブルックスからバービカンショルダーバッグが登場します!バービカンとは地名で、ブルータリズム溢れる建築物で有名です。金融街のすぐ近くあるのですが、めちゃくちゃカッコいい団地があります。バービカン・エステート。団地マニアには堪らない物件です。

 

 

 

 

 

2011年、ロンドンのオーダーメイドテーラーであるTimothy Everestとコラボして、John Boultbee Criterionサイクリングジャケットをデザインし発売します。

 

 

 

 

 

2013年、ブルックスの新しいコンセプト「Cambium」を発売します。何がいいってまずはメンテナンスフリー、そして最初から馴染んだ革のような乗り心地、さらに防水。

開発までに7年かかってるみたいです。前述しておりました、戦時中に車の廃タイヤで作成したサドルがもしかしたらキッカケになったのかもしれないですね~。

 

 

 

 

2016年、Brooks releases the first Cambium version with a carbon rail, the C13.

あ、訳すの忘れていました。。最初からあったと思われがちですが、ここで初めてカーボンレールバージョンが出ます。